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自己紹介

私たちは、北海道遠軽町「白滝」で、じゃがいもを生産している農家の女性グループです。年代は30代~70代と幅広く、メンバーは9名。白滝で生産されるじゃがいも「白滝じゃが」を通して私たちの住む地域を盛り上げるために、様々な活動をしています。じゃがいも料理のコンテスト「じゃがリンピック」はその代表的な活動です。

活動のあゆみ

じゃがいもを通して白滝の名を残したい
その想いがきっかけでした

平成17年、白滝村は他3町村と合併し遠軽町になりました。このままでは「白滝」の名がなくなってしまう…。「美味しいじゃがいもを“白滝じゃが”としてブランド化し、その名前を残したい」という想いから、平成14年に生産者と網走農業改良普及センター遠軽支所・関係機関が協力し発足した団体が、今の「じゃがリンズ」のはじまりです。
活動の一環として、平成18年より「じゃがリンピック」というじゃがいも料理コンテストを開催。地域の皆様に支えられ毎年の恒例行事となり、令和2年で第16回を数えました。

コツコツと続けた「白滝じゃがPR」
地域に「白滝じゃが」が根付いてきました

じゃがリンピックには、小学校の総合学習の一環として、また中学校の家庭科の授業として等、毎年地域の子どもたちも参加してくれています。毎年じゃがリンピック入賞作品をレシピカードにしていますが、「今年はどんなレシピだろう」と楽しみに待ってくださる方も増えました。
また、料理教室に講師として招いていただいたり、「白滝じゃが」が地域の食材フェアの素材になる等、少しずつ地域に活動や「白滝じゃが」が浸透してきました。

2冊のレシピ本を出版
想像を超える反響に驚き

1人でも多くの方に「白滝じゃが」のことをもっともっと伝えたい。何か良い方法はなか・・・そんな秘めた想いから、レシピ本発行に向けて数年かけて準備をしてきました。
ついに平成24年に1冊目のレシピ本「じゃがリンピックのじゃがいも料理」、平成30年には続版を出版。1人ひとりがアイデアを持ち寄り、話し合いを重ね、まるでパズルのピースが組み合わさるかのように、レシピ本が形になっていきました。

1000冊売れたらベストセラーとも言われる自費出版。少しでも手にとってもらえたら…との想いでしたが、地道な活動をもとにした「農家が作ったレシピ本」として評判になり、TV等でも取り上げていただきました。
じゃがいもを買ってくれるお客様はもちろん、大型書店での販売も。遠軽町のふるさと納税の返礼品として使っていただけるまでになり、2冊合わせて約1万冊を販売しています。

じゃがいも料理で地域を元気に
活動は新たなステージへ

活動は20年以上続き、新しいメンバーも増えました。一方で、地域の過疎化・衰退は歯止めがかからない状況です。これからは、「白滝じゃが」という作物のPRに留まらず、「じゃがいも料理」を通して地域を元気にしていきたいと考えています。

 

そんな新たな想いを胸に、令和2年にグループ名を「じゃがリンズ」と名付けました。また、活動の中心を「じゃがリンピック」に。これからは、もっともっと関わる人々を増やし、活動を教育や飲食業など様々な方向へ派生させ、「じゃがリンピックの輪」を地域に広げていきたいと考えています。じゃがリンピックの入賞料理が町内の飲食店等で提供される等の動きも出てきています。

人の集まりや触れ合いを大切にしながらも、インターネットやSNSを活用した情報発信にも取り組んでいます。じゃがいも料理で盛り上がる遠軽町が「じゃがいも料理の聖地」と呼ばれるようになり、地域を超えてその魅力が広がっていくことを夢みています。

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